3,000円以上で送料無料
無料公開

アオコが出たら?

胞子培養の容器に緑色が広がると、前葉体が増えたのか、アオコが出たのか迷います。私も初心者の頃、緑色なら順調だと思い、そのまま管理を続けたことがありました。

見分けるときは色だけでなく、表面の形、広がり方、水分量を一緒に確認します。

前葉体とアオコの見分け方

見る場所 前葉体 アオコを疑う状態
表面 細かな粒や薄い葉のような形が見える 平らでぬめりのある膜のように見える
広がり方 点やかたまりから少しずつ増える 水分の多い場所へ均一に広がりやすい
明るい緑から濃い緑まで差がある 鮮やかな緑が面状に続くことがある
水分 培地は湿っているが水たまりはない 表面が常にぬれていることが多い

写真だけで断定できないこともあります。数日から1週間、同じ角度で撮影し、形が出てくるかを確認します。

ビカクシダの正常な前葉体
正常な前葉体の例です。細かな緑の粒や薄い葉のような形が集まって見えます。

アオコが出やすくなる主な原因

培地の水分が多い

表面に水がたまり続けると、アオコが広がりやすくなります。ふたの内側に結露があること自体は珍しくありませんが、培地が水没していないかを確認します。

光が強い、または長すぎる

強い光を長時間当てれば早く育つとは限りません。特に窓辺は、カーテン越しでも容器が高温になることがあります。私は窓から離して育成ライトを使い、容器の近くで温度も測ります。

容器を何度も開ける

水分を足す、表面を触る、においを確認するといった開閉が増えるほど、培養環境は変わります。基本は外側から観察します。

培地や道具の汚れ

容器、茶こし、作業台、手指に汚れが残っていると、アオコやカビの原因になります。次の播種では準備の手順を記録し、どこを変えたか分かるようにします。

アオコが疑われるときの対応

  1. 追加の水やりを止める
    培地の表面が十分湿っている場合は、水を足しません。
  2. 直射日光を避ける
    日差しが容器へ当たる場所から離し、育成ライトで明るさをそろえます。
  3. 容器の近くの温度を測る
    私は20〜30℃以内を目安にしています。30℃を超える時間が続く場合は置き場所を見直します。
  4. 前葉体が残っているかを見る
    アオコがあっても、前葉体や胞子体が育っている場合があります。すぐに全体をかき混ぜず、経過を観察します。
  5. 急に悪化する容器は隔離する
    においやカビも出た場合は、ほかの容器から離します。

次の播種で予防する方法

  • 培地の底に余分な水を残さない
  • 容器と道具を洗浄する
  • 播種後はふたを何度も開けない
  • 窓辺の直射日光を避ける
  • 育成ライトの距離と点灯時間を記録する
  • 容器付近の最高温度を確認する
  • 同じ条件を一度に複数変えない

よくある質問

アオコが出た容器は処分した方がよいですか?

前葉体や胞子体が育っている場合は、すぐ処分せず経過を見ることもあります。カビや強いにおいが加わり、急速に悪化する場合は隔離して処分を検討します。

表面の緑を取り除いてもよいですか?

表面を触ると前葉体も一緒に傷つける可能性があります。初心者の方には、まず水分・光・温度を見直し、外から観察する方法をおすすめしています。

光を弱くすれば治りますか?

光だけが原因とは限りません。水分、温度、清潔さも同時に確認してください。ただし、一度にすべて変えると原因が分からなくなるため、記録しながら1項目ずつ見直します。

まとめ

  • 色だけでなく、形・広がり方・水分量を見る
  • 培地が十分湿っているときは水を足さない
  • 窓辺を避け、育成ライトと温度計を使う
  • 前葉体が残っている場合は、すぐ全体を触らない
  • 写真と日付を残し、1項目ずつ見直す

次に読む記事

90日発芽サポート付きエントリーセットを見る

START HERE

必要な道具をまとめて、胞子培養を始める

初心者向け4品種、ジフィーセブンまたはピートバン、簡易ガイドをひとまとめにしました。エントリーセット限定で、播種後90日の発芽サポートが付きます。

¥4,290 税込
初心者向け胞子を見る 発芽サポートを見る

次に読む記事

発芽までの日数 カビが出たときの対処 アオコが出る原因 温度と光の管理 初心者向け品種の選び方
—— end of article ——